性能向上リフォーム
住まいの性能とリフォーム、すなわち性能向上リフォームとはどのようなものなのかを説明していきます。
住宅にも性能があります
住宅の性能とはどのようなものでしょうか。
『性能』を考えるにあたって、例えば、住宅を自動車などに置き換えて考えてみると、自動車を購入する場合は、自動車のカタログに馬力や燃費、安全性など、それぞれの製品の能力を比較検討するための『性能』が書かれていて、消費者はこの『性能』を比較して自分の納得する製品を選んでいきます。
これと同様に住宅の場合の性能というのは、例えば、地震や火災から居住者を守るような安全性であったり、暑さや寒さから住宅内の室内環境を守る快適性、高齢者の階段の上り下りなどの生活のしやすさに配慮したバリアフリー性能などがあります。また、最近話題の防犯対策なども住宅の性能として挙げられるといえますよね。
このように、住宅の性能を選ぶにあたっても、実に様々な項目があり、自動車の性能のように数値化して評価できるものとそうでないものがあります。
求める性能を確認することが重要です
これまで住宅の場合でも、「地震に強い家」「省エネの家」など、その住宅の特徴が書かれていることがありましたが、これらの性能は、ハウスメーカーや販売会社によって「強さ」や「省エネ」の定義が異なっていることが多く、比較が困難でした。
このため、国土交通省では、質の良い住宅を安心して取得できるよう住宅品格法(正しくは「住宅の品質確保の促進等に関する法律」)を平成12年に制定し、その中に「住宅性能表示制度」を設け、性能を表示するについて共通のルールを定めました。また、平成14年には既存住宅(いわゆる中古住宅)についての性能の表示のルールが定められ、既に建っている住宅についても性能を測る「ものさし」が整備されました。
性能向上リフォームでは、きちんと現状の性能を客観的に把握したうえで、求めるべき性能を設定することが重要になります。
設計のポイント
性能向上リフォームを進めるにあたっては、以下のポイントに注意していくことが重要です。
1,現状の性能を確認する
設計に入る前に、住まいの各部について、現状でそれぞれどのくらいの性能なのかを把握することが大切です。2,リフォーム後の性能の目標、ニーズを決める
現状の性能や家族のニーズを踏まえつつ、リフォームによってどのくらいまで性能を向上させていくかの目標設定をしていくことが重要です。3,目標、ニーズに沿ったリフォーム計画を立てる
設定した目標を効率的に実現していくためのリフォームの計画・設計を進めていくことが重要です。
